琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

谷中の古民家で琵琶演奏会を開催します!

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

3月26日(土)に、琵琶演奏会「薩摩琵琶を通して味わう 日本の美しい言葉」を開催する予定です。会場は谷中、上野公園近くの市田邸という古民家です。

薩摩琵琶は語り文芸であると、はじめのブログで紹介しましたが、まさにそれに焦点を当てた演奏会です。
語り文芸ですから、言葉がとても重要。ただ、ちょっと古い言葉であるために、聞くだけでは分かりにくいところもあります。
とは言え、とても流麗で奥ゆかしい日本語が多く使われ、後世に伝えていきたい言葉であふれているんです。だからこそ、理解しにくいのが残念、とつねづね思っていました。

それを伝えたいと思い、一昨年からはじめた演奏会です。普段は編集という仕事をしているからこそ、思いついた企画なのかもしれません。
まず、私がとくにいいと思っている言葉と、その意味・解釈を簡単に紹介したうえで、演奏を聴いていただくという構成です。

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前回2020年10月開催時のアンケートでは、何を語っているのか言葉がわかった/言葉を知ったうえで琵琶を聴くと理解が深まった/日本史が好きなので興味深かった、というお声をいただきました

今回は、以下4曲を予定しています。
「黒田武士」(酒豪で有名な武将の話)
「蓬莱山」(国家“君が代”のもとになった曲)
「五条橋」(平家物語より源義経と弁慶の出会いのシーンを)
「雪晴れ」(赤穂浪士の討ち入り場面を語ります)

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一昨年開催時の昼/夜公演の写真です。時間帯によって、がらりと雰囲気が変わるのです

日本には古来、「言霊」という考え方があり、言葉には霊、魂がこもるとされます。この言霊を語るのが琵琶だと思っています。それを伝えたい!
第2回目を無事開催すべく準備を進めています。日本語が持つ言葉の魅力を感じて頂ける演奏会にします!

感染症対策として、定員を半分にし、換気や消毒などを十分に行ったうえで開催いたします

次のブログは、「演奏会会場♪谷中の古民家・市田邸はこんなところ」です。演奏会を行う市田邸について紹介したいと思います。
(2022年1月22日更新予定)