琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

活版印刷が大好き! おすすめミュージアム

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

編集者の端くれとして、活版印刷が好きです。そんな活版印刷を体験できるミュージアムとして、飯田橋(私が勤務しているのも飯田橋)に、印刷博物館があります。

定番企画世界のブックデザインはもちろん毎年、観に行きます!日本やオランダ、ドイツなど色々な国の美しいデザインの本を展示していて(ゴム手袋越しですが触って読めます)、とても勉強になります。今年は4月10日まで開催中。
    
そして、最近2021年2月にオープンしたのが、市ヶ谷駅から徒歩圏内にある、市谷の杜 本と活字館です。活字のなりたちから、活版印刷の仕組みを通して本づくりを学べます。

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今も現役で活版印刷を行っているという印刷工房の再現スペース。

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企画展のチラシ、ショップカード、冊子もこのスペースで実際に刷っているそうです。

活字を拾う作業「文選」をバーチャル体験したり、「新刊の雑誌を作りたいという人にどのような体裁の本を提案するか」をクイズ形式で学べたり。ただ展示を見るだけではなく、体感しながら本づくりの過程を学べるので、本好きな人や子どもと一緒に行っても楽しめそうです。しかも入場無料!(要予約)

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文選は印刷博物館のワークショップで体験したことありますが、けっこう重労働。活字を探す際に目も腰も使いますから。

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印刷機上の部分に竹を使っているのが、なんだかいいです。

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活字を模した案内板。細部までこだわっている!触りたくなります。

2階の制作室でワークショップに参加してみました(現在はお休み中)。卓上活版印刷機(テキン)という機械を使って活版印刷を体験します。絵柄やフォント、紙を選んでしおりを作成!

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これが卓上活版印刷機。上の丸いところにインクを付け、印刷します。

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喫茶スペースもあります。秋冬は「秀英初号明朝」というフォントを絵柄にした、編集者心をくすぐる抹茶ラテが飲めるようです。

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CMYKドリンク!なんて、編集者はニヤリとしてしまうメニューも(これは夏季限定)。

実は今、《琵琶奏者/ヨガインストラクター/エディター・ライター》、この三位一体(⁉)な肩書をひとつにした名刺を、活版印刷で制作中です。

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普通の印刷よりちょっと高価ではありますが、やはり活版印刷で刷りたかった。到着が待ち遠しいです。

次のブログは、「争いのない平和な理想郷 ~琵琶の名曲紹介⑤ 蓬莱山~」です。
この曲も3月26日の演奏会で予定しています。美しい日本語の宝庫と言っても過言ではない一曲です。
(2022年3月19日更新予定)