琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

物欲をおさえてくれる魔法の言葉“私は満ち足りている”知足のこころ

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

東京にいると、季節・土地関係なく何でも手に入ってしまいます。だからこそ、ついつい、あれもこれもと欲しくなります。そんなときに、私が思い出すようにしている言葉が「知足」です。

「知足」とは、「足る」ことを「知る」。ヨガ哲学から学びました。日常の勧めや戒めを説いたヨガの教え「八支則」と呼ばれるもののひとつで、サンスクリット語では「サントーシャ」といいます。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220326073937j:plain

「知足」は禅の言葉として紹介されることもあります。

あれが欲しい。これも欲しい。あの人、○○ができていいな。
――でも、よくよく自分を見直してみてください。あなたは、すでに十分持っていませんか?
――持っていた。これ以上求める必要はなかった・・・これが「知足」です。

つい先日も「知足」のこころで、物欲をおさえました。
私は柑橘類が大好きなのですが、銀座にある熊本県のアンテナショップで熊本県産の柑橘類フェアが開催されていました。「食べたい!いろいろな種類を試したい!!」と気持ちが先走りましたが、ふと思い出すと、実家から熊本県デコポンを5つももらっていたのです。
「家にデコポンが5つもあった。これで十分じゃないか」と冷静になりました。
もし買って来ていたら、何か腐らせてしまったかもしれません。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220326073827j:plain

このように、ヨガとはポーズをとることや呼吸を整えること、瞑想だけではありません。
「日頃の生活上で、いかにヨガの心を実践するか」
ヨガマットの上にいるときだけに、ヨガを心がけていればいいというのではないのです。ヨガに、こころも救われたなと思うエピソードです。

次のブログは、「市田邸での演奏会レポート①昼の部」です。本日3月26日、上野公園近くの市田邸で「薩摩琵琶を通して味わう 日本の美しい言葉」を開催いたします! 

f:id:yuko_biwa_yoga:20220115184800j:plain

その模様を来週アップしたいと思います。(2022年4月2日更新予定)