琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

大好きなまち千駄木・根津の大好きなお店Ⅰ coccia(コッチャ)さんをご紹介

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

谷根千」として人気の千駄木・根津エリア。実はこのあたりの散歩歴、もう20年ほどなんです。新旧いろいろなお店が建ちますが、私の大好きな店を1店ずつ紹介したいと思います。

1店目は2021年10月8日、谷中霊園近くにオープンしたcoccia(コッチャ)さん。店主の出身地・青森と、住んだことのあるイタリアの手仕事雑貨や食品を扱っています。

“こっちゃ、こい”。青森の方言「コッチャ」と、イタリアの方言「コッチャ」を組み合わせたそう。

このお店に足を踏み入れたのは、全くの偶然。道を間違えてお店の前を通り、新しいお店だなと足を踏み入れて、縁がつながりました。初めてお会いした時から、店主さんは琵琶にとても興味津々。それから訪れる度に、不思議な出会い・縁を頂いているんです。

このお店で出会うアイテムも、千載一遇の縁のようなものばかり。まずは、津軽びいどろ。

漁業用の浮玉づくりの再利用から始まった、青森を代表する伝統工芸です。

豆皿、フリーグラス、タンブラー、おちょこ、片口、箸置き、醤油さし、ヘアゴム、オイルランプ、花瓶……都内でも随一の品ぞろえなのではないでしょうか。

色付けや模様には「ねぷた」「あじさい」など、それぞれ違うタイトルが付いています。

この豆皿のタイトルは「しずく」。後に紹介する根津の日本酒サロンと同じ名前!と、購入。あんこたっぷりの和菓子もさわやか!

こちらは、りんごの木の一輪挿し。りんごの木は加工しにくいそうで、その廃棄されるりんごの木の有効利用として生まれたのだとか。

自然そのままを生かした風合いが、たった一輪の花を引き立ててくれて、お気に入りです。友人の誕生日プレゼントにも。

天然成分「あおもり藍」を使用したノンアルコール除菌スプレーも一緒に購入。購入の決め手は、生け花を長持ちさせる効果があると聞いたから。助かっています。

香りは意外にも?柑橘系で爽やかです。

店内の照明や棚なども実にユニーク。イタリアか青森で実際に使われていた伝統的な民具や農具なんです! 既製品の展示什器はないのだとか。

お店入ってすぐのこちら・・・脱穀機です。不思議とお店になじんでいます。

天井から吊り下げられている“逆さかご”っぽいもの、分かりますか? 当てた人はいないそう。ぜひ聞いてみてください。

「お店の中が博物館みたい」と言われたそうなんですが、納得です。
店内では青森のドリンクやフードも販売しています。おすすめはこちら。利きりんごジュース!

100年以上続く青森の農家が大切に育てたりんごを、一番おいしい時期に収穫し、無濾過製法でジュースに。

東京のスーパーで見かける品種から、見たことのない品種まで、色、香り、味すべて違います。

今まで私は、「赤〜いりんご」(という品種。花、葉、枝、果実までも赤い!サッパリ大人向け)、「紅玉」(さわやかでした)、「千雪」(やさしい甘さ)を試しました。

コンプリートして、好みのものにたどり着くまで、まだまだ先は長い! 楽しみです。

そのほか、青森のクラフトビール、希少なりんご葉のお茶(アップルティーではないです!)、青森のお菓子も。店内・外のイスで楽しむことができます。

こちら、イタリア・トスカーナの食器も人気商品。今はもう生産されていないmancioli(マンチョリ)という陶器メーカーさんのもの。

70~80年代に作られたデッドストックのものを扱っています。

ちなみに、食器をのせている木箱、青森のご実家でおばあ様が正月に餅を作り乗せていた木箱なのだとか。

Instagramを見ていると、次々と新商品が入荷しているみたいで、次はどんな人、物と出会えるのかなって、いつもワクワクです。

●coccia(コッチャ)
Instagram @coccia_yanaka
東京都台東区谷中6丁目-4-6
営業時間10:30~(月・火曜日休み *祝日の場合は営業)
https://www.coccia-shop.com/

次のブログは、「仕事終わりに緊張を解きほぐす大好きな空間 茜夜さんをご紹介」です。(2022年5月7日更新予定)