琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

仕事終わりに緊張を解きほぐしてくれる大好きな空間 茜夜さんをご紹介

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

私の務めている会社(編集プロダクション/小さな出版社)は、飯田橋にあります。仕事が終わるのがだいたい19時過ぎ。
帰宅して夕飯にするよりも、どこかで、仕事の熱を冷ましがてら、ちょっと腹ごしらえしたくなります。居酒屋でがっつり呑みたいわけでなく、かと言って、チェーン系列のカフェはザワザワしていてそんな気分じゃない(飯田橋はおしゃれカフェ砂漠なんです)。

そんなときに、ぴったりのお店がこちら――「お茶とお酒 茜夜」。

飯田橋の路地裏のビル2階にある、5席ほどの小さなお店。嬉しいのは、“本当においしい”日本茶をいただけること。日本茶インストラクターの資格を持つ店主が厳選したお茶を、おいしい入れ方で入れてくれます。仕事疲れの体に、お茶のやさしい香りと味わいが染みわたり、体の底から「ほぉ~」とため息が漏れます。

小さな急須、小さな湯呑で、厳選された日本茶(煎茶)を、ゆっくりと味わうことができます。お茶は静岡のもの。

ほうじ茶をオーダーすると、ほうろくで煎ってくれるんです! 待っている間、店内はほうじ茶を煎る香りでいっぱいに。その幸せの香りにつられて、ほかのお客さんもオーダーしてしまうほど!

大きな窓際の席からは、飯田橋のオフィス街の風景が見下ろせます。暮れる前なら、このように日が沈む前の景色を眺めながら、本を読みつつ(たまに仕事の資料をチェックしつつ)のんびりお茶します。

日が沈んだ後の窓からの眺めもいいです。

だんだんと色が変わっていく景色をぼんやり眺めていると、オフィス街のせかせかとした空気から逃れられます。

フードも本当に素敵。メニューは日によりけりですが、季節の食材にこだわっていらっしゃいます。今はまだお休みですが、体をいたわってくれる「二十四節気の中華小粥」もおすすめ。

この日はまず、“こつまみ(小さなおつまみ)”から「新じゃがのミモザポテサラ」。

卵がふわふわ!じゃがいもホクホク!

春の豆たちのバター煮。茜夜さんのごはんはいつも、汁も飲み干したくなるんです。シンプルな味付けなのに、丁寧な味・・・なんでこんなにおいしんでしょう。

ちいさな桜茶漬け。最中を割ると、桜の塩漬けが。春の香りが茶漬けの湯気にのってほんのりと。なんて粋な演出!

使われている食器もカトラリーもセンスよいものばかり。そういった食器を見つめ、触れていると、仕事疲れが和いでいきます。

お茶は「ほうじチャイ」「うす茶糖の抹茶オレ」といったアレンジメニューもあり、また、お茶以外にも、「うす切りショウガハイボール」「池田町民ロゼワイン」「九州の地酒」といったアルコールもそろっています。

店内の調度品や飾られているグッズも◎。季節ごとの草花もいつも楽しみです。夏には七夕用の笹飾りも登場し、短冊に願い事を書いて吊るすことも。

店主セレクトの本も置いてあり、読むことができます。

ちなみに、店主さんは小説家でもあります。『終電前のちょいごはん〜薬院文月のみかづきレシピ』(ポプラ社)、『占い日本茶カフェ 迷い猫』(PHP研究所)などが既刊で、最新刊の『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』は、双葉文庫から5月12日発行されるそうです。

そして、5月10日(火)~15日(日)までの6日間だけ、お昼営業が! 新茶(煎茶、冷煎茶)を楽しめるほか、手煎りほうじ茶、レモンケーキも登場するそうです。このレモンケーキも本当に逸品!

お店入口にある、ステンドグラスのやさしい灯かりに導かれて2階へ。

雨などで看板が出ていなくても、ステンドグラスの灯かりが灯っていればオープンしています。

●お茶とお酒 茜夜(あかねや)
Instagram @nihoncha_akaneya
東京都千代田区飯田橋3-3-11 斎藤ビル2階
営業時間17:00~21:00(ラストオーダー20:00 土・日・月曜日、祝日は休み)
https://www.akane-ya.net/
<5月10~15日の営業>
10~13日12:30〜15:00、14~15日/12:30〜17:00(閉店30分前ラストオーダー)
*10~13日は17時から通常の夜営業もあり

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