琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

とうとう九谷焼のお皿 修復完了! はじめての金継ぎ後編

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

7月上旬、2回目の金継ぎ教室へ行ってきました。1回目の様子はこちらから
二つに割れた九谷焼の皿の仕上げと、マグカップ萩焼の茶碗の欠けを直します。

お皿のほうは、耐水性のサンドペーパーを使い、パテをさらに削り、最後の仕上げです。マグカップと茶碗は、欠けたところにパテをつけ、余分なところを削ります。皿で苦戦した分、こちらはちょい余裕でした。

指で触っても違和感のないほど、きれいにパテを削り終わったら、塗る漆の色を決めます。

こんなにいろいろ選べるんです。せっかくなので、3つとも違う色にしました。

割りばしを使ったオリジナルの筆がなんとも愛おしい! 

皿は金色、マグカップは真鍮、茶碗はちょっと赤っぽい金色です。

漆を塗り終わったら、皿と茶碗に金粉、マグカップに銀粉を振りかけます。

この状態で、2週間ほど寝かせて完成です!

お皿のパテをひたすら1時間近く、削っているときは、もう食器は割らないようにしようって何度も思いました。でも、こうして新たな魅力を持って戻ってきた食器たちを見ると、また金継ぎをやりたいなって、どこかに、割れた・欠けた食器はないかなと、探してしまっています。

まるでもともと、こういう金色のラインが入っていたかのように馴染んでいます。

ちょっとぎこちないライン……でも、それも味です。次はもっとうまく塗れるかなぁ。

この藍色には真鍮のシルバーが似合うって思った直感、間違っていませんでした!

これでまた、おいしいご飯が食べられます♪

次回のブログは、「琵琶ともっと気軽に、身近に☆琵琶ワークショップ開催!」です。実際に、琵琶を弾いてみたり、「平家物語」を語ってみたり……そんな体験会について紹介します。(8月13日更新予定)