琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

初心にかえる はじめての琵琶ワークショップ@旧平櫛田中邸アトリエ

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

9月25日(日)、旧平櫛田中邸の一般公開日「田中邸を味わう日」コラボ企画として、「薩摩琵琶ワークショップ」を開催しました。

まず琵琶について簡単に説明し、さっそくひざに乗せて弾いてみます。バチの持ち方、琵琶を持つときの姿勢を整えて、基本の弾法にチャレンジ。

琵琶の演奏を聴いたことのある方から、あまり聴いたことのない方まで。皆さん、時間の経過も忘れて夢中です。

琵琶は弾くだけではありません。語りも自分自身です。今回は『平家物語』の有名な冒頭部分「祇園精舎の鐘の声~ただ春の夜の夢幻のごとくなり」を、みんなで声を出してみました。

参加された皆さんからは、このような声を頂きました!
・琵琶を弾いてみるなんて超貴重な体験で面白かった。あの指の痛さに耐えながらの演奏だったとは!
・手元から響いてくる琵琶の音は、聴いているのとはまた違って楽しかった。
・琵琶を聴くのがもっと楽しくなりそう。琵琶は難しそうだと思ってはいましたが、その何倍も難しいです。
・音が出るものに触れたのはどれぐらいぶりかなあ・・・知らないものを知るのは、いくつになっても楽しいですね! そんな気持ちを思い出しました。

1時間のワークショップはあっという間でした。

姿勢やバチの持ち方、弾き方……私自身も基礎に立ち返り、そして、「他人に教える」という立場になって改めて思い出すことも多々あり、初心を思い出しました。

非常に得難い経験となりました! 琵琶ワークショップ。今後も続けていけたらいいなと思っています。

次回のブログは、「琵琶の名曲紹介⑥ 壇ノ浦の戦い」です。ワークショップを開催した田中邸で11月26日に開催する演奏会のメイン「壇ノ浦の戦い」について綴ります。
(10月8日更新予定)