琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

宮島・厳島神社へご挨拶 平清盛はやっぱり天才だった!

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

前回のブログでは、初めて壇ノ浦を訪れた時のことをレポートしました。せっかくだから、広島の宮島、厳島神社にも寄りたいと思いました。

宮島は2回目。前回は広島市内に宿をとったため、厳島神社の朝と夜の風景を見ることができませんでした。なので、今回は宮島に宿をとりました。

厳島神社は、仁安3(1168)年、安芸守となった平清盛が、寝殿造の様式を取り入れた形に修造してから、この海上社殿の姿になりました。

基本的に当時の姿のままと言います。約900年前の清盛と同じ場所に立って、神の島を眺めているかもしれない。非常に感慨深いです。

ご祭神は市杵島姫命田心姫命湍津姫命。この“三女神”は海の神様。交通運輸や財福、そして、技芸の神として今も昔も信仰されています。

まず15時37分の干潮から。

大鳥居はきれいな朱色。自重で立っているなんて、本当に不思議です。鳥居に触れてパワーを頂きました。

満潮は21時42分と、翌日の朝10時。

平清盛は参拝の時に、松明で社殿を照らしていたそうで、夜のライトアップを見ていると、また清盛に近づいたかもと思えます。

夜も朝も、観光客がぐんと減って物静かでいい雰囲気です。荘厳な風景に集中できます。

こちらは朝の満潮時。やっぱり満潮時の姿はすばらしい!つくづく、平清盛のセンスに脱帽です。

初めて厳島神社に行ったときは、海岸に向いたベンチに座って、ずっと潮の満ち引きを眺めていました。満潮から干潮まで、まったく飽きませんでした。

今回とった宿は屋上がテラスになっていて、そこから厳島神社を眺めることができるのです。予定では、チェックインしてからずっと、そのテラスで潮の満ち引きを眺めるつもりでした。しかし、当日は雨のためテラスは閉鎖。

翌朝、霧雨になっていた時、テラスに出ることができました。これは、使えなくて残念!

テラスからの眺めは、こんな感じ。次訪れるときこそは、ここでずっと満ち引きを眺めながら、琵琶の語りの練習をしていたい!

三大弁財天のひとつ、大願寺にもご挨拶。

前のお守りを納め、新しいお守りをいただきました。


次回のブログは、「旅のもうひとつのテーマ アートと本めぐり」です。琵琶の学びのために旅をしましたが、その合間でアートと本も楽しんできました。それもちょっと紹介したいと思います。(4月22日更新予定)。