こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、ヨガインストラクターのゆうこです。普段は書籍の編集者として働いています。
染め物体験、結構好きです。以前、色落ちしてしまったトートバッグを藍染でよみがえらせてみたのですが、染物を完成させるまでの過程には、先人の「絶対にこの植物から染物をしてやる!」という情熱というか、執念を感じて、そのあたりが好きなポイントです。
今回、知り合いのハーブインストラクター@etsuko.seki先生から、生葉から藍染をすると、「夏の薄い青空みたいな色に染まるのよ」と聞き、「ぜひ体験させてください!」と依頼。
生葉からの藍染は7月からの一定期間しかできないというプレミアムもの!
藍を細かくちぎって、布の袋に入れます。これを水の中でよーーーーく揉みだして、色素を出します。ひたすら手で押し揉んで、葉の繊維を壊します。
ストールを染め液に浸します。ストールが空気に触れないようにしつつ、液の中でよく動かします。
再び、染め液に浸し、よく動かして、また空気にさらします。何回かに分けてこの作業を繰り返すことで、少しずつ色を変化させ丁寧に染めていきます。再び、先人の執念ならぬ情熱を感じる瞬間です。
オキシドール水に15分ほどつけて4回ほど水洗いします。またまた、先人の執念ならぬ情熱を感じます。
最後に、タオルドライをして天日干し。自宅に持ち帰ってまた陰干し。
ただ染め液に浸すだけではなく、空気にさらして発色させるってあたり、が先人の研究を重ねた結果たどり着いた知恵ですよね。
今後、このような色合いの藍染を見かけたら、「ああ、これは生葉から染めたんですね」としたり顔で言えます。言ってみたい。
冷房が弱い私は外出時に薄手のストールをいつも持ち歩いています。今後はこの子と。楽しみです~♪ 自分で染めたストールだから、本当に愛着があります。
ちなみに、時が経ってから染め直すこともでき、染め直すとまた色合いが深まってくるみたいです。今回のを染め直すも楽しみ。また新しく染めて比べてみるも楽しみ。
貴重でわくわく楽しい体験を教えてくれた先生、ありがとうございました! ぜひ他の植物の染物体験もやってみたいです~。
次回のブログは、「最近買ってみた本のタワーから自分を分析してみた」です。(8月17日更新予定)