琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

琵琶って耳なし芳一ですか?

はじめまして。

薩摩琵琶奏者の中尾掌水(しょうすい)です。

ヨガインストラクターでもあります。

普段は書籍の編集業をして生活しています。

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これが薩摩琵琶です。写真のように大きな撥で力強く、時には、悲しげに弦を鳴らし、物語を語ります。写真は2020年10月に開催した演奏会のもの。

自己紹介で「琵琶を演奏するんです」と言うと、たいてい「琵琶をする人に初めて会った」と言われます。

 

そして、「琵琶って耳なし芳一ですか?」「琵琶ってベベンベンですか?」「琵琶って平家物語ですか?」ともよく聞かれます。

そうです。琵琶は「ベベンベン」という音がする弦楽器です。

 

平家物語を語り継いできたのは、琵琶法師たち。平家一門が壇ノ浦で滅亡してから、琵琶法師は全国を歩き、彼らの栄枯盛衰を語りました。

 

耳なし芳一」もまた、そんな一人(架空の人物ですが)。平家物語の名手として名高く、その腕は平家一門の幽霊をも招き寄せ、感動させてしまうほど・・・一度でいいから聴いてみたいものです。

 

今、琵琶で語る物語ももちろん平家物語です。他にも、戦国時代、幕末・明治時代を舞台としたものも数多くあります。ぜひ一度、琵琶の語り、音色に触れてみてほしいなと思います。

 

次のブログは「琵琶って音楽なの?」です。
(10月2日更新予定)