こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。
「琵琶って音楽なの?」・・・これは難しいところです。
琵琶は確かに、弦を鳴らして音を出す弦楽器です。
琵琶は、物語の語りと語りの間合いで奏でられます。
語り=人間の声では表現しきれない音を、琵琶で表現するとも言われます。
波の音、風の音、人ではないものの声……など。
そして稽古では、よく「歌わないように」と言われます。
言葉は歌詞ではなく、語りだから、と。
なので、琵琶は音楽かと聞かれると、ちょっと違う気もします。
私はよく「語りもの」と答えています。
琵琶奏者は語り役も、演奏役も、ひとりでこなします。
バチを琵琶に叩きつけるように弾く姿も、パフォーマンスのひとつ。
初めは「これって、踊りながら歌うようなもの!?」とさえ思いました。
自分の声で語りながら、琵琶の音色でより臨場感を出し、物語の世界を目の前に描き出します。
だから私は、琵琶は、一大エンターテイメントと思っています。
いわば “ひとりオペラ”。
そこまで言ってしまうと、やや大げさでしょうか?
次のブログは、私のもうひとつのライフワーク、ヨガについてです。
「ヨガって何がいいの? ストレッチと何が違うの?」です。
(10月9日更新予定)