琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

琵琶って音楽なの?

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、

ヨガインストラクターのゆうこです。

普段は書籍の編集者として働いています。

 

「琵琶って音楽なの?」・・・これは難しいところです。

琵琶は確かに、弦を鳴らして音を出す弦楽器です。

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琵琶の各部の名称をさまざまな仏・神になぞらえて、琵琶はありがたい功徳を授けてくれるものだと説いた釈文があるそうです。詳しくはまたブログで紹介したいと思います。

琵琶は、物語の語りと語りの間合いで奏でられます。

語り=人間の声では表現しきれない音を、琵琶で表現するとも言われます。

波の音、風の音、人ではないものの声……など。


そして稽古では、よく「歌わないように」と言われます。

言葉は歌詞ではなく、語りだから、と。

 

なので、琵琶は音楽かと聞かれると、ちょっと違う気もします。

私はよく「語りもの」と答えています。

 

琵琶奏者は語り役も、演奏役も、ひとりでこなします。

バチを琵琶に叩きつけるように弾く姿も、パフォーマンスのひとつ。

初めは「これって、踊りながら歌うようなもの!?」とさえ思いました。

 

自分の声で語りながら、琵琶の音色でより臨場感を出し、物語の世界を目の前に描き出します。

だから私は、琵琶は、一大エンターテイメントと思っています。

いわば “ひとりオペラ”。

そこまで言ってしまうと、やや大げさでしょうか?

 

次のブログは、私のもうひとつのライフワーク、ヨガについてです。

「ヨガって何がいいの? ストレッチと何が違うの?」です。

(10月9日更新予定)