こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。
去年10月、「養生館はるのひかり」という箱根湯本温泉の宿に宿泊しました。そして、今年も11月2~6日にまたお世話になりました。
なぜこの宿を選んだのかというと、「一人専用の部屋」があるから。しかし、ビジネスホテルのシングルとはまったく違います!
和室十畳の、この広々とした客室! 美しい箱根の山を前にしたリクライニングチェア。
そう、「籠ること」を旅の目的として推奨するのが、こちらのお宿。HPには「観光や商用目的での利用はご遠慮ください」とあります。
基本的に、連泊が前提となっています。一泊だけ宿泊して、翌朝あわただしく出かけて行くのではなく、むしろ日中も部屋に籠っていていい。そんなお宿なのです。
旅行すると、ついあちこち観光スポットを巡り歩いてしまいますが、こういう旅をすると、時間を有意義に使えているなって充実感があります。
小さな書斎に、Wifiもあるので、仕事もできます。「何もしない」と言っても、仕事や稽古はしていました。
散歩から帰ってきたら、温泉と体によい食事が待っている!
いろいろと手作りしている食事。貝原益軒の『養生訓』の言葉が館内に飾られていて、「腹八分」などの教えはヨガにも通じているのです。
「何もしない」をする旅。そんな旅を、一年間がんばった自分にプレゼントするのも悪くない。毎年、この宿に来よう。そのために仕事しよう。今回はそんなお宿を紹介しました。
次回のブログは、「箱根街道の赤穂義士ゆかりの甘酒茶屋へ」です。年に一度の箱根旅、もう少し紹介したいと思います。(11月19日更新予定)