琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

信頼できるバーが1軒あれば心強い! 神楽坂の「Bar英」さんをご紹介

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

Barて、お酒好きにとって聖地だと思っています。自分の好みに合うお酒を、自分のためだけに、そのつど作ってくれるんですから。一期一会のお酒との出会いがあるんですから!
安心しておいしいお酒を飲めるという信頼感は、かけがえのないものです。

私のよく行くBarは神楽坂の、芸者新道という粋な名前の小路にあります。神楽坂はもともと花街。この小路は、芸者さんたちが近道に利用することが多かったことから名付けられたそうです。

そんな風情たっぷりな小路の一角にある「Bar英」さん。
女将の英子さんは、いつも着物をすてきに着こなしています。そのわけは、英子さんが現役の神楽坂の芸者さんだから。

店内に飾られている、こちらの絵画、英子さんの芸者姿を描いたものだそうです。ちなみに、こちらのお店では、神楽坂芸者さんを呼んで一緒にお酒を飲んだり、お話しすることもできるんです。

カウンターの奥には、こちら! そう薩摩琵琶が飾られているんです!

英子さんは薩摩琵琶の奏者でもあります。それが、こちらのお店を知ったきっかけでした。

よくオーダーするのは、季節の果物を使ったカクテル。この日は桃のカクテルを頂きました。

カクテルを作るまでのバーテンダーさんの所作を見るのも好き。マジックショーを見ているかのよう!

樽につけ込んだ焼酎や日本酒にハマったとき、ウイスキーもいけるかもと思って、絶対に!Bar英でウイスキーデビューしよう!と思い立ちました。よく分からないまま、スーパーで買ってきたり、そのへんの居酒屋で飲んだりせずに。ここのバーテンダーさんと相談しながら、初めての一杯を飲もうと決めました。

スタンダードなものからはじまり、ちょっとクセのあるものなど、いろいろウイスキーの旅、絶賛継続中です。

前回試したものや、好みの味を覚えていてくれるし、やっぱりこのお店で、いろいろウイスキーの旅、スタートしてよかった!

フードは英子さんのお母さまお手製。手の込んだ季節感あふれるお通しも、いつも楽しみです。

こちらは名物のキーマカレー2日ほど仕込んで作るというカレーは、かすかなスパイシーさで、お酒の邪魔をせず、ちょうどいいです。らっきょうも、もちろん手作り。

餃子もおいしいし、冬に頂いたおでんもおいしかったなぁ。

乾きものだって美味! スモークピスタチオはリピートものです。

店内に一歩足を踏み入れると、お香の香りが鼻腔をくすぐり、ほっと落ち着けます。神楽坂のBarらしい上品さにあふれている一方で、英子さんの人柄で、下町の食堂にいるかのようなあたたかい雰囲気にも包まれています。

私のお酒“偏差値”を上げてくれた、お気に入りのBarです。神楽坂は飲み屋・バーの多いエリアですが、こちらのお店、おすすめです。

●Bar英-ei-
東京都新宿区神楽坂3-2-31-2階
電話:03-3260-5982
営業時間:19時~2時(0時 最終入店または要予約)日曜・祝休み

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