琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

川越のおすすめスポット 喜多町弁天長屋を紹介します

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

去年から縁のできた埼玉県・川越。「小江戸」として時の鐘や蔵が建ち並ぶ町並みが人気ですが、“弁天”と名の付く、琵琶奏者にとって素通りできない場所があります。
それが「弁天横丁」と「喜多町弁天長屋」。蔵造りの町並みからもう少し北の小路、それが通称“弁天横丁”です。

弁天横丁にある、古い長屋から生まれ変わった建物が喜多町弁天長屋です。

弁天横丁に入る入り口に今も残るレトロで味のある看板。現在、これらのお店はないですが、このフォントが何とも言えない味をかもし出しています。

そもそもここは、明治26(1893)年、「川越大火」以後に形成された路地とのこと。

この横丁には芸者さんが住み、置屋という芸者さんを料亭などに差し向けるお店がありました。往時は「芸者横丁」とも呼ばれ、やがて芸者さんが小料理店をはじめます。その後、料理店の女将さんも亡くなり、空き家が目立つようになりました。

当時の貴重な写真が建物内に展示されています。

天井に貼られている文字のかかれている紙は、大福帳を貼りあわせたものだそう。

公式HPにも、この経緯は詳しく紹介されています。

その後、明治期築とされる「四軒長屋」の建物は、「喜多町弁天長屋」として生まれまわります。今は飲食店やショップ、シェアオフィスなど、アートやものづくりに携わるクリエイティブな方々がシェアする形で有効活用されています。

そのごく一部をご紹介……

「ギャラリー なんとうり分室」
染織作家の山本聡こさんが、知人の作品などを展示販売されています。すぐ近くの「麻利弁天長屋」にある「ギャラリーなんとうり」の分室です。


「キモノ・キツケ ハナノワ」
着付けレッスンや着物のレンタルを行っています。店主・霜田洋子さんがセレクトするレトロモダンな着物を着て、川越散歩したら楽しい!

普段フォーマルばかりの私から見れば、霜田さんの着こなし方は、本当に勉強になります。

この日はイチゴの帯♪緑色の帯揚げはイチゴのヘタをイメージ。キュート!

川越出身の絵描きCaoliさんの半衿(中央の青いアイテムです)。私も、早くこの半衿をつけて川越散歩したい! Caoliさんのアトリエ兼ギャラリーは1階にあります。

そのほかにも、江戸和竿を作るお店や、鉄工房bero iron worksさんのショップ、ご飯屋さん「トモリ食堂」などもあります。ぜひ、川越に来たら、こちらまで足を運んでみてください!

kuranokai.org

ギャラリーなんとうり
Instagram:benten.nantouri
キモノ・キツケ ハナノワ
Instagram:hananowa_kimono

次回のブログは、「初めての朗読発表会に参加」です。(4月1日更新予定)