琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

唯一無二の和菓子と、日本酒とのマリアージュを楽しめる「和菓子 薫風」を紹介

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。


日本酒が好きで、甘党の人なら絶対におすすめ!の「和菓子 薫風」さん。

千代田線千駄木駅から徒歩3分ぐらいの路地裏にある、小さなお店です。

信頼できる農家から届く旬の食材を使った和菓子と、その和菓子に合う日本酒のマリアージュを提案してくれます。それだけでもワクワクするのですが、こちらの和菓子がタダモンじゃない!

例えば、定番の和菓子3種と、それぞれに相性ぴったりの日本酒3種の「お試しセット」。

白羊羹(写真左)…
手亡豆の白あんにオレンジピールやドライフルーツを散りばめ、カルダモンをきかせた羊羹。こんな華やかな白羊羹、見たことない!

ごぼう夢(写真中央)…
上は、青森県奥入瀬産のごぼうをたっぷり使った、コーヒー風味の錦玉羹。下は、スパイスを加えた浮島。ごぼうの断面の美しさを和菓子で感じるなんて!

焼浮島(写真右)…
白ごま油を加えたあん、いちじく、くるみを混ぜて焼き上げたお菓子。ラム酒がたっぷりしみこんでます。蒸し菓子の浮島を焼くとは!

ここでしか味わえない和菓子ばかり! 和菓子を一口食べるたびに、日本酒を一口飲むたびに、驚きと感動の連続です。

看板商品のどら焼きもいい! フルーツのコンフィチュールと北海道産大納言小豆のつぶあんをコラボ。瀬戸内岩城島産レモンのどら焼きを食べた時は、柑橘の爽やかさとあんの甘さのハーモニーに、口の中が衝撃の嵐。さまざまな柑橘類、りんご、さくらんぼ、ルバーブなど、季節ごとにフルーツのコンフィチュールは変わります。

皮の生地には能登の卵を使用。運がよければ、店主が一枚一枚手焼きをしている風景を見られるかも。

定番以外にも、季節ごとの和菓子があります。

6月は「マッシュルーム餅」
ブラウンマッシュルーム刻み混ぜ込んだ求肥で、濃厚なコーヒーあんを包み込んで。マッシュルームの独特の食感と味わい、コーヒーあんのほろ苦さが絶妙。

こちらはブランデーやコニャックにも合うので、父の日の贈り物にもおすすめだとか。

冬は「玄米みかん餅のぜんざい」

餅は合鴨農法で育てられた玄米もち米で作られたもので、みかんが練り込まれています。

自分で焼き上げるスタイル。時間が経つにつれ、玄米の香ばしさとみかんの爽やかな香りが薫り、幸せの空気に満たされます。自分好みの焼き加減になったら、ほっくりと炊き上げた特製の煮あずきと一緒にいただきます。

写真のこちら。何を使った寒天寄せか、分かりますか? 

正解は、山菜のこごみ! レモンで爽やかに仕上がってます。

その他、「マコモダケの白玉あんみつ」「デイル餅」「デーツきんつば」「チーズういろう」…聞いただけで、味を予想できませんよね。気になった方は、行ってみてください(ただし、これらは定番ではないので、ご注意を!)。

こちらでは、こだわりの中国茶も楽しめるんです。

お酒は飲めないけど、この和菓子は気になる!という時は、中国茶をぜひ。

野菜やフルーツの新たな魅力を、和菓子を通じて味わいたい方。和菓子を通じて、日本酒の新たな魅力を味わいたい方。おすすめです!
和菓子はテイクアウトもできます。自宅でゆっくり味わうと、瞬く間に贅沢なひと時が広がりますよ。


●和菓子 薫風
東京都文京区千駄木2-24-5  1F
電話03-3824-3131
営業時間:水・木・金曜13:30~20:00/土・日曜日13:30~19:00
定休日:月・火曜/土・日曜(不定休)
https://www.wagashikunpu.com/


次回のブログは、「夏はカレー&怪談!ということで『琵琶の夕べ』開催」です。8月20日、阿佐ヶ谷にある黒猫茶房という、カレーとコーヒーがおいしいお店で、琵琶演奏会を開催します。プログラムの「羅生門」について紹介します。(7月22日更新予定)