琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

ついに、我が家へインドの美しい本がやって来た!

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、ヨガインストラクターのゆうこです。普段は書籍の編集者として働いています。

今とある本の制作のため、いろいろな本屋さんを取材しています(どんな本なのかは、告知できるタイミングで!)。

いろいろな本屋さんを取材する中で、いい本に出合うと「一期一会だから」「これは散財ではなく自分への投資!」と自分に言いつつ本を買ってしまうですが…。

そんな中で、一番テンションが上がった本がこちら。

神楽坂にあるアルスクモノイという本屋さんで出合いました。

南インドにある小さな出版社「tara books(タラブックス)の本です。なんと、紙漉きから印刷、製本まですべてハンドメイドの本を発行しているのです(だから、ちゃんとシリアルナンバー入り!)。

時代に逆行するかのように、手間をかけて丁寧につくられた本。しかし、それがかえって魅力となり、今や世界各国で人気の出版社です。丁寧に美しい本を作っているだけではなく、本づくりへの姿勢にも頭が下がる思いです。

日本でもいくつも翻訳本が出ていますが、アルスクモノイでは、英語のオリジナル版を現地から仕入れているのだとか! 

日本語版も美しいのですが、現地の本はやはり輝きが違っていました! 

「Sun and Moon」という一冊を購入。「太陽と月」という日本語版も発行されています。

シュリンク包装されていて、購入後、袋を開けてみたところ・・・いい香り! インクや紙の香りともちょっと違って、お香?のようないい香りに包まれて、「わ~なんて素敵!」とテンション上がりました。

1ページ1ページ手漉きの、ざらりとした紙の感触・・・ページの端から端まで、何度も何度も手で触れたくなる!

1ページ1ページ、シルクスクリーンで刷られたインクの質感・・・目を近づけてじっくり眺めて・・・ため息が出ます!

「Sun and Moon」は、インド各地の民族画アーティスト10名が太陽と月にまつわる民話を描き起こした本です。

だから、全ページ、イラストのタッチが違う!なんて贅沢! 太陽と月はヨガで重要なモチーフなので、タラブックス記念すべき1冊目はこの本に決めました。

この一冊を仕上げるまでに関わった人たちの情熱、息吹が伝わるような感覚です。1ページずつめくるたびに、こんなにも幸福感を味わえるなんて・・・本づくりの仕事に関わっていながら、そんな感覚は忘れて久しかったです。
本は五感で楽しむもんだった! 

こちらのお店では、絵本用に試し刷りした紙をカバーに再利用したノートも売られています。

1冊ずつカバーが違うので、どれを買おうか迷ってしまいます。

ポストカードも手に入れました。部屋に飾ったら元気が出そう!

琵琶、ヨガと源流をたどって、いつの間にかインドに惹かれ、インド映画も大好きになって、インド映画からいつも元気やパワーをもらっていますが・・・

タラブックスのことを知った時、さらにインドが好きになりました☆

次回のブログは、「4/20開催♪松戸市・旧齋藤邸での「古民家で聴く薩摩琵琶」レポート」です。(5月11日更新予定)