こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。
11月26日 琵琶演奏会「琵琶×朗読で味わう日本の名文学」。いただいたアンケートを紹介しながら振り返りたいと思います。
【小泉八雲「耳なし芳一」の朗読に、琵琶の音色を重ねた作品】
「朗読における琵琶の効果を十分に感じられました」「臨場感があり、広がりを感じました」「古文の意味はむずかしく、耳なし芳一のような現代文の朗読との組合わせは、伝統の琵琶への理解が深まり、広まっていくように感じました」
-今回の演奏会の狙いが伝わったようで、よかったです!
「目をつぶって聞いていると、景色が浮かんできました」「子どもの頃にアニメで見て、こわかったことを思い出しました」「目の前に芳一が現れたような…どきどきしました!」
-語りだけで物語世界を描くのは、本当に難しいです。ちょっと安堵しました。
【近代文学と琵琶の語り(少し古い言葉遣い)。それぞれの言葉の魅力を感じてもらおうとした琵琶「壇ノ浦の戦い」】
「むかしの雰囲気を感じさせてもらえて、心身が正されるようでした」「琵琶の音色が歴史を感じさせてくれました」というコメントの一方で、「琵琶はブルースだなと思いました」というご意見も。琵琶のもつ幅の広さを実感しました!
◎会場・旧平櫛田中邸への感想もたくさんいただきました!
「アトリエに響きわたって作品の世界に引き込まれました」「アトリエの天井が高くて、光も差し込んで心地よい空間でした」「すばらしく、古い建物での演奏会、趣がありました」
◎こんな意見もいただきました
「暗めの部屋(和室)で聴いてみたいです。ろうそくのみ、行燈だけとか」
これは私も同じことを思いました! 本物の火は使えないので、電気式のライトを使って、“夏至の日キャンドルナイトで怪談”という感じに企画してみたいです。
「源氏物語、伊勢物語とか古典文学を聴きたいです」「ほかの楽器、洋楽器とのコラボを聴いてみたい」「スポーツ中継語りとか、異質なものを見てみたいです」
-琵琶でできること、まだまだたくさんあるみたい。基本はしっかり固めて、新しいことにも挑戦しよう! 来年もいろいろ思案してます🎵
撮影:土肥祐治
次回のブログは、「今年最後の古民家ヨガ 年末の忙しくなる頭の中をリラックス」です。(12月17日更新予定)