琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

大好きなまち千駄木・根津の大好きなお店Ⅱ やなぎに桜さんをご紹介

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

漬物が大好きです。お店でお酒を飲むとき、お新香の盛り合わせは必須です。自宅でご飯を炊いた日は、おにぎりにして漬物も必ず用意します。そんな私のお気に入りの漬物専門店が、東京メトロ千代田線の千駄木駅すぐにある「やなぎに桜」さんです。

小さなお店に漬物一筋30年のプロが目利きした漬物がずらり! 季節ごとの食材が並び、ここでいつも旬を感じます。

旬の食材を丁寧に漬けているのが分かる味。着色料や添加物等といった変なものを使っていない漬物を多く扱っています。スーパーで売っている漬物は、添加物が多くて困ります。

店主は築地の漬物問屋で20年勤務後、2011年4月に独立し、日本全国から取り寄せた約40種類もの漬物を扱っています。

こちらのお店でいちばん驚いた&私的大ヒットはこちら。食材はなにか分かりますか?

答えはザーサイ。白しょうゆをベースに、さまざまなハーブや香辛料を合わせた浅漬け。スーパーで見かけるものと全く色が違い、最初はびっくりしました。しょっぱいというイメージがありましたが、こちらはやさしい味で箸が止まりません。

手前が切った「ザーサイ浅漬け」。その右が和歌山の「梅干」。実がふっくらやわらか!左は最近のヒット「青唐きゅうり」。ちょいピリ辛がクセになります~。

写真を撮り忘れましたが、秋田県無添加いぶりがっこ、いぶり人参もお気に入り。人参のいぶりがっこは初めて! スモーキーな香りの奥に、人参の甘みが繊細に感じられます。

「ゴーヤのレモン漬け」「柚子トマト」「クリームチーズの味噌漬け」「からしなす」「長いものしょうゆ漬け」「レモン大根」「ワインらっきょう」「おかわりごぼう」「きざみ高菜醤油」「梅たくあん」……名前を見ているだけでも、おいしそうじゃないですか?

ぬか漬けは自家製。お値段もリーズナブル!

量り売りで買える漬物もあります。初めて食べる野菜もあり、いつもどれを買うか長く迷ってしまいます。

春先には「桜花漬け」も登場。国産でもちろん無添加。炊きあがったご飯に、サッと水洗いした桜花漬けを混ぜるだけで、春の香り豊かな桜ご飯に。

今年は自分にちょっとご褒美、というときにつくりました。

旬の食材。厳選された調味料。こだわった作り方。・・・今では、漬物がメインのおかずよりも重要な存在に。まさか、そんな日が来るとは! 漬物好きにも、“漬物は添え物”ぐらいな考え方の人にも、絶対におすすめです。もう他では漬物を買えなくなってしまいます。

●やなぎに桜
電話:03-5834-0602
東京都文京区千駄木2-33-6
営業時間10:00~19:00(水曜日休み)
https://www.8739.biz/

次のブログは、「大好きなまち千駄木・根津の大好きなお店Ⅲ COUZT CAFE + SHOPさんをご紹介」。きっと、私史上ナンバーワン!でお邪魔しているカフェです。(2022年5月21日更新予定)

仕事終わりに緊張を解きほぐしてくれる大好きな空間 茜夜さんをご紹介

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

私の務めている会社(編集プロダクション/小さな出版社)は、飯田橋にあります。仕事が終わるのがだいたい19時過ぎ。
帰宅して夕飯にするよりも、どこかで、仕事の熱を冷ましがてら、ちょっと腹ごしらえしたくなります。居酒屋でがっつり呑みたいわけでなく、かと言って、チェーン系列のカフェはザワザワしていてそんな気分じゃない(飯田橋はおしゃれカフェ砂漠なんです)。

そんなときに、ぴったりのお店がこちら――「お茶とお酒 茜夜」。

飯田橋の路地裏のビル2階にある、5席ほどの小さなお店。嬉しいのは、“本当においしい”日本茶をいただけること。日本茶インストラクターの資格を持つ店主が厳選したお茶を、おいしい入れ方で入れてくれます。仕事疲れの体に、お茶のやさしい香りと味わいが染みわたり、体の底から「ほぉ~」とため息が漏れます。

小さな急須、小さな湯呑で、厳選された日本茶(煎茶)を、ゆっくりと味わうことができます。お茶は静岡のもの。

ほうじ茶をオーダーすると、ほうろくで煎ってくれるんです! 待っている間、店内はほうじ茶を煎る香りでいっぱいに。その幸せの香りにつられて、ほかのお客さんもオーダーしてしまうほど!

大きな窓際の席からは、飯田橋のオフィス街の風景が見下ろせます。暮れる前なら、このように日が沈む前の景色を眺めながら、本を読みつつ(たまに仕事の資料をチェックしつつ)のんびりお茶します。

日が沈んだ後の窓からの眺めもいいです。

だんだんと色が変わっていく景色をぼんやり眺めていると、オフィス街のせかせかとした空気から逃れられます。

フードも本当に素敵。メニューは日によりけりですが、季節の食材にこだわっていらっしゃいます。今はまだお休みですが、体をいたわってくれる「二十四節気の中華小粥」もおすすめ。

この日はまず、“こつまみ(小さなおつまみ)”から「新じゃがのミモザポテサラ」。

卵がふわふわ!じゃがいもホクホク!

春の豆たちのバター煮。茜夜さんのごはんはいつも、汁も飲み干したくなるんです。シンプルな味付けなのに、丁寧な味・・・なんでこんなにおいしんでしょう。

ちいさな桜茶漬け。最中を割ると、桜の塩漬けが。春の香りが茶漬けの湯気にのってほんのりと。なんて粋な演出!

使われている食器もカトラリーもセンスよいものばかり。そういった食器を見つめ、触れていると、仕事疲れが和いでいきます。

お茶は「ほうじチャイ」「うす茶糖の抹茶オレ」といったアレンジメニューもあり、また、お茶以外にも、「うす切りショウガハイボール」「池田町民ロゼワイン」「九州の地酒」といったアルコールもそろっています。

店内の調度品や飾られているグッズも◎。季節ごとの草花もいつも楽しみです。夏には七夕用の笹飾りも登場し、短冊に願い事を書いて吊るすことも。

店主セレクトの本も置いてあり、読むことができます。

ちなみに、店主さんは小説家でもあります。『終電前のちょいごはん〜薬院文月のみかづきレシピ』(ポプラ社)、『占い日本茶カフェ 迷い猫』(PHP研究所)などが既刊で、最新刊の『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』は、双葉文庫から5月12日発行されるそうです。

そして、5月10日(火)~15日(日)までの6日間だけ、お昼営業が! 新茶(煎茶、冷煎茶)を楽しめるほか、手煎りほうじ茶、レモンケーキも登場するそうです。このレモンケーキも本当に逸品!

お店入口にある、ステンドグラスのやさしい灯かりに導かれて2階へ。

雨などで看板が出ていなくても、ステンドグラスの灯かりが灯っていればオープンしています。

●お茶とお酒 茜夜(あかねや)
Instagram @nihoncha_akaneya
東京都千代田区飯田橋3-3-11 斎藤ビル2階
営業時間17:00~21:00(ラストオーダー20:00 土・日・月曜日、祝日は休み)
https://www.akane-ya.net/
<5月10~15日の営業>
10~13日12:30〜15:00、14~15日/12:30〜17:00(閉店30分前ラストオーダー)
*10~13日は17時から通常の夜営業もあり

次のブログは、「大好きなまち千駄木・根津の大好きなお店Ⅱ やなぎに桜さんをご紹介」です。(2022年5月14日更新予定)

大好きなまち千駄木・根津の大好きなお店Ⅰ coccia(コッチャ)さんをご紹介

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

谷根千」として人気の千駄木・根津エリア。実はこのあたりの散歩歴、もう20年ほどなんです。新旧いろいろなお店が建ちますが、私の大好きな店を1店ずつ紹介したいと思います。

1店目は2021年10月8日、谷中霊園近くにオープンしたcoccia(コッチャ)さん。店主の出身地・青森と、住んだことのあるイタリアの手仕事雑貨や食品を扱っています。

“こっちゃ、こい”。青森の方言「コッチャ」と、イタリアの方言「コッチャ」を組み合わせたそう。

このお店に足を踏み入れたのは、全くの偶然。道を間違えてお店の前を通り、新しいお店だなと足を踏み入れて、縁がつながりました。初めてお会いした時から、店主さんは琵琶にとても興味津々。それから訪れる度に、不思議な出会い・縁を頂いているんです。

このお店で出会うアイテムも、千載一遇の縁のようなものばかり。まずは、津軽びいどろ。

漁業用の浮玉づくりの再利用から始まった、青森を代表する伝統工芸です。

豆皿、フリーグラス、タンブラー、おちょこ、片口、箸置き、醤油さし、ヘアゴム、オイルランプ、花瓶……都内でも随一の品ぞろえなのではないでしょうか。

色付けや模様には「ねぷた」「あじさい」など、それぞれ違うタイトルが付いています。

この豆皿のタイトルは「しずく」。後に紹介する根津の日本酒サロンと同じ名前!と、購入。あんこたっぷりの和菓子もさわやか!

こちらは、りんごの木の一輪挿し。りんごの木は加工しにくいそうで、その廃棄されるりんごの木の有効利用として生まれたのだとか。

自然そのままを生かした風合いが、たった一輪の花を引き立ててくれて、お気に入りです。友人の誕生日プレゼントにも。

天然成分「あおもり藍」を使用したノンアルコール除菌スプレーも一緒に購入。購入の決め手は、生け花を長持ちさせる効果があると聞いたから。助かっています。

香りは意外にも?柑橘系で爽やかです。

店内の照明や棚なども実にユニーク。イタリアか青森で実際に使われていた伝統的な民具や農具なんです! 既製品の展示什器はないのだとか。

お店入ってすぐのこちら・・・脱穀機です。不思議とお店になじんでいます。

天井から吊り下げられている“逆さかご”っぽいもの、分かりますか? 当てた人はいないそう。ぜひ聞いてみてください。

「お店の中が博物館みたい」と言われたそうなんですが、納得です。
店内では青森のドリンクやフードも販売しています。おすすめはこちら。利きりんごジュース!

100年以上続く青森の農家が大切に育てたりんごを、一番おいしい時期に収穫し、無濾過製法でジュースに。

東京のスーパーで見かける品種から、見たことのない品種まで、色、香り、味すべて違います。

今まで私は、「赤〜いりんご」(という品種。花、葉、枝、果実までも赤い!サッパリ大人向け)、「紅玉」(さわやかでした)、「千雪」(やさしい甘さ)を試しました。

コンプリートして、好みのものにたどり着くまで、まだまだ先は長い! 楽しみです。

そのほか、青森のクラフトビール、希少なりんご葉のお茶(アップルティーではないです!)、青森のお菓子も。店内・外のイスで楽しむことができます。

こちら、イタリア・トスカーナの食器も人気商品。今はもう生産されていないmancioli(マンチョリ)という陶器メーカーさんのもの。

70~80年代に作られたデッドストックのものを扱っています。

ちなみに、食器をのせている木箱、青森のご実家でおばあ様が正月に餅を作り乗せていた木箱なのだとか。

Instagramを見ていると、次々と新商品が入荷しているみたいで、次はどんな人、物と出会えるのかなって、いつもワクワクです。

●coccia(コッチャ)
Instagram @coccia_yanaka
東京都台東区谷中6丁目-4-6
営業時間10:30~(月・火曜日休み *祝日の場合は営業)
https://www.coccia-shop.com/

次のブログは、「仕事終わりに緊張を解きほぐす大好きな空間 茜夜さんをご紹介」です。(2022年5月7日更新予定)

★特別配信★【動画アップ】演奏会「薩摩琵琶を通して味わう日本の美しい言葉」

3月26日、谷中・市田邸で開催した演奏会「薩摩琵琶を通して味わう日本の美しい言葉」、
17時の回の動画をアップしました。

YouTube 中尾掌水「琵琶とヨガがくれたShantiな毎日」
https://www.youtube.com/channel/UCAk1zA81wr_vt7g2nyT3Few/featured
1「黒田武士」
2「蓬莱山」
3「雪晴れ」

まだまだ道の途中でさ迷っている私ですが、
「琵琶に興味があるけど演奏会の日程が合わない」という方がいらしたり、
いつもチラシを置いて応援してくれるけど、なかなか休日にお店を休めなくて
演奏会に足を運べませんと仰ってくださる方もいたりしまして。

今回は勇気を出して、動画を撮影することにしました。
自分の動画を見ること、これも試練と思い。

薩摩琵琶を見たことがない、どのようなものか興味がある、
そんな方も一度、ご高覧頂けましたら幸甚でございます。
そして、いつか生の演奏を聴きに来ていただければもっと嬉しいです。

これからも末永くお付き合いいただけましたら幸いでございます。
中尾掌水

5月20日開催! くつろぎの和空間・古民家deヨガしよう

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

3月の琵琶演奏会「薩摩琵琶を通して味わう日本の美しい言葉」のために貸していただいた、谷中の古民家・市田邸。今回はこちらでヨガクラスを開催します!

この写真は市田邸で撮影しました。ヨガクラスは、このバックの緑あふれる小さな庭を前にして開催する予定です。

「古民家でヨガ なにがいいの?」
日の当たる縁側。
緑あふれる小庭。
落ちつける畳の香り。
古くからある日本家屋の古民家は、昔懐かしい雰囲気で包まれています。

このような空間で行うヨガは、自宅や普通のヨガ教室で行うヨガに比べ、全身で音や香りを感じるため、五感がフルに働きます。考えごとや心配ごともスッと吹き飛び、自分に集中できることでしょう。

プログラム内容は2つ。どちらも現代人に多い悩みにフォーカスしています。

①    14~15時「肩コリととのえクラス」
肩甲骨や首、背中の筋肉を動かして、肩コリや背中のコリを解消します。デスクワークが多い方におすすめ。

②    16~17時「腰痛ととのえクラス」
立っていても座っていても負担のかかっている腰まわりにやさしい内容。腰痛予防、骨盤調整にも効果的です。

各回レッスン代は3000円(税込)。
4-5名ほどの少人数で開催します。

「私は体がかたいから……」とよくおっしゃられる方がいますが、ヨガは体がかたいと思っている方ほど、ぜひ参加してほしい! 自分の体の可能性が広がることを実感できるはず。
呼吸と一緒に動くことで、体の疲れやこわばりだけでなく、心の緊張や疲れもほぐれること間違いなしです。

お問い合わせ・ご予約はお気軽に。
電話090-7722-2275/メールyukobiwa0421@gmail.comまで

次のブログは、「大好きなまち・千駄木の大好きなお店Ⅰ coccia(コッチャ)さんをご紹介」です。(2022年4月30日更新予定)

絶景☆貸し切りのティーテラス@静岡県富士市に行ってきました

こんにちは。
薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

先日、静岡県富士市に行ってきました。お目当ては、茶畑の中に設けられた絶景ティーテラス。目の前に広がる茶畑を眺めながら、その茶畑で作られたお茶を飲めるんです。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220416081839j:plain

大きな富士山やブルーに輝く駿河湾という壮大な風景を、完全貸し切り、ひとり占めです。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220416081918j:plain

富士山は前日、雪が降ったそうで雪の白い頂きが見事でした。

お茶を飲みながらのんびりするだけという、なんとも贅沢な時間。
自宅でもいろいろなお茶を飲みますが、大抵は何か作業しながら飲むもの。味わいがまったく違います。お茶を一口ずつ味わうこと(五感をフルに使っているみたい!)がこんなにも、至福の時間だとは!

f:id:yuko_biwa_yoga:20220416081944j:plain

普段せわしく働いていることのご褒美に、こんな時間を過ごせるなら悪くない、そう思いました。

頂いたのは煎茶、和紅茶、ほうじ茶の3つ。煎茶からほうじ茶、和紅茶も作られるそうです。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220416082004j:plain

最初の一杯は茶農家のお母さんが煎れてくれます。これが一番おいしい一杯だった気が。

お茶菓子は地元・富士市の銘菓、田子の月の「富士山頂」でした。しっとりとして柔らかいスポンジ生地に、牛乳の風味豊かなカスタードクリーム。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220416082020j:plain

ほんのり甘くてお茶にはぴったり。暖かかったので、てっぺんのチョコが溶けちゃいました・・・。

日本有数のお茶処である静岡県は、4月から新茶のシーズン。新芽を摘むこともできました。

こちらのティーテラスに行く前には、おすすめと教えてもらった土一揆カフェにてランチ。大きな富士山を目の前に眺めながら鉄板ナポリタンを頂きました。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220416082110j:plain

こんな絶景を堪能しながら、ゆっくりご飯を食べるなんて、と感動していると、いつもササッと食事を済ませていることに気付きます。

そして、富士本宮浅間大社にもお参り。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220416082131j:plain

桜の満開は過ぎていましたが、それでも風に吹かれて花びらが舞い散っていて、気持ちも穏やかになれました。

武田信玄公お手植えの枝垂れ桜。満開時はきっと壮大な姿でしょう。大社の近くには、山本勘助ゆかりの地もありました。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220416082151j:plain

ちなみに、大社横にはブリュワリーもあるそう。次回はこちらにも寄ってみたいですし、ほかのティーテラスにも行ってみたいです。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220416082235j:plain

足柄SAからの富士山。帰りは茜色に染まる空をバックに。

次のブログは、「5月20日開催!古民家deヨガ」です。演奏会でもお借りした市田邸でヨガクラスを開催することになりました。そのプログラム内容を紹介します。
(2022年4月23日更新予定)

「薩摩琵琶を通して味わう 日本の美しい言葉」レポート②夕の部

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

先週は、薩摩琵琶演奏会「薩摩琵琶を通して味わう 日本の美しい言葉」の13時スタートの回をレポートいたしました。今回は17時開演、夕の部についてです。

陽が落ちると、緑でいっぱいの庭もたちまち漆黒に包まれ、グンと静かな雰囲気に様変わりします。頂いたアンケートには、会場がとても素敵!という声がたくさん寄せられました。昼・夜、どちらの風景も見てみたい、と。

一曲目「黒田武士」です。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220409095157j:plain

「酒は呑め呑め~」の「黒田節(筑前今様)」を語る際、知っている方は一緒に調子を取ったり、ニコニコしたり…とてもうれしかったです。

二曲目は「蓬莱山」。武器も久しく使われないほどの平和な理想郷を描いた一曲。そんな時代が訪れてほしいものです。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220409095231j:plain

演奏の合間には、琵琶がどのような木でどのように作られているのか、といった紹介も。

三曲目は、友情出演いただいた冨田露水さんによる「五条橋」です。薩摩琵琶はもともと武士のたしなみだったため、男性が担い手でした。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220409095339j:plain

「五条橋」のような、刀を交えるシーンが登場する物語には、男性の低い声・琵琶の低い響きが似合います。

最後は「雪晴れ」でした。

f:id:yuko_biwa_yoga:20220409095417j:plain

吉良邸のあった両国から、浅野内匠頭赤穂義士が眠る高輪の泉岳寺までを、私が実際に歩いた時のことを話したのですが(実際に赤穂義士が討ち入り後、歩いた道です)、それがとても好評でした。

大好きなカフェやショップでは演奏会のチラシを置いてもらったり、当日会場に来れないという方からは温かいメッセージや贈り物を頂いたり、開催までには母にZOOMでリハーサルにつき合ってもらったり。本当に多くの人に支えられ、2回目の演奏会も2回とも無事終演を迎えられました。

次は、どの“日本の美しい言葉”を皆さんにご紹介しようかなと、もう今からあれこれ考えています。来春の3回目開催を目指して!

f:id:yuko_biwa_yoga:20220409095819j:plain

撮影すべて:土肥裕司

 

次のブログは、「“何をしない”をしに、静岡までちょっと足をのばして」です。
新茶のシーズンです。日本有数のお茶処、静岡県富士市にある完全貸切の絶景ティーテラスを紹介したいと思います。
(2022年4月16日更新予定)