こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。
2021年9月25日にはじまったこのブログ、改めてタイトルに入れた「Shanti-シャンティ」について綴りたいと思います。
Shantiはサンスクリット語、インドの古語です。
ヨガのポーズ名もサンスクリット語で表されていることは、前にもブログで紹介しました。
インド版“言霊”サンスクリット語の魅力
シャンティは、争いの反対の意味で「平和」「憎悪のない友愛の心」を表し、また、自分の内なる平和という意味で、「平穏」「寂静」も指します。
ヨガでは、はじめにマントラ(神聖な波動を持つ言葉)を唱えてから、動きはじめることがあります。
シャンティを使ったマントラの一例は「Om Shanti Shanti Shanti」です。
「オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティ」と読みます。
1回目は自分自身へ向って、2回目は周りの人たちへ、3回目は自然や宇宙へ、シャンティを祈るという意味だそう。
腹式呼吸で呼吸を整えた後に、このマントラを唱えると、体の内側や感情がスーッとひんやり落ち着いていく心地がします。
ちなみに、「Om」はもともと「A+U+M」と分かれていたものが「OM」という形になったもの。
声に出すと不思議な力を感じられる、インドのサンスクリット語。
日本の「言霊」にも通じる考え方です。そして、琵琶は言霊を語るもの。
ほかにも響きのよい言葉があるので、また追って紹介したいと思います。
次回のブログは、「祝ブログ開設1周年! 改めて“琵琶って耳なし芳一ですか?”」です。(9月24日更新予定)