琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

川越でいただいた縁 川越氷川神社

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

2022年に、初めて埼玉県川越市で琵琶演奏会を開催しました。会場は旭舎文庫という、かつては駄菓子屋だった建物をリノベして生まれ変わったスペースです。この旭舎文庫を再生させ運営管理しているのが、川越の総鎮守・川越氷川神社でした。

 

川越氷川神社はおよそ1500年前、古墳時代欽明天皇2年に創建されたと伝えられる古社です。室町時代川越城が築城されると、城下の総鎮守として崇敬されました。

二組の夫婦神と出雲大社の神様・大己貴命の5柱の神様をまつり、古くから「家族円満」「夫婦円満」「縁結び」の神様として信仰を集めました。

高さ約15mもある大鳥居は、木製の鳥居としては国内最大級を誇ります。扁額の文字は、勝海舟の筆によるもの。

こちらの石の鳥居には、川越市在住の書家・河東純一さんによる扁額が掲げられています。

河東さんは「平成」という年号が発表される時に、当時の官房長官が掲げた「平成」という字を揮ごうされた方です。

本殿には、江戸彫と呼ばれる彫刻が全面に施されているのだとか(県の重要文化財に指定)。写真集で拝見しましたが、非常に精緻で迫力がありました! 

本殿・拝殿の横には、立派な神楽殿もあります。ここで琵琶演奏を奉納できたら素敵だろうな~なんて、想像も。

ほかにも見どころ満載です。樹齢600年を超えるというご神木のケヤキや、「人形(ひとがた)とよばれる和紙を小川に流して心身の穢(けが)れを祓う「人形流し」、ずらりと並ぶ絵馬の奉納参道「絵馬トンネル」など……。
夏には、江戸風鈴の音色が響く「縁むすび風鈴」という祭事もあります。とても涼しげで雅な風景が広がりますよ。

この「鯛みくじ」という独自のおみくじも人気です。張り子の鯛を釣り上げるスタイルで、くじを引きます。

この張り子の鯛は身につけておくとお守りになるそうです。

川越は「小江戸」「蔵の街」として人気の観光地で、歴史の深い街です。知り合いと歴史をめぐる散歩なども計画中。
もっと知りたい。もっとなじんでいきたい。
川越で演奏会を開くにあたって、いろいろなお店、さまざまな人と出会いました。少しずつ紹介していきたいと思います。

 

次回のブログは、「川越でいただいた縁 つまづく本屋ホォル」です。(1月21日更新予定)