琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

10月に、小江戸・川越で琵琶演奏会を開催します!

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

10月22日(土)、埼玉県川越市で、琵琶演奏会を開催することになりました!
今回お世話になるのは、氷川神社 旭舎文庫(あさひのやぶんこ)。もともとは、幕末から明治のはじめ頃に建てられた梅原菓子店です。この駄菓子屋が閉店した後、川越氷川神社が修復を手がけ、生まれ変わりました。

古い時代の建物なのに、モダンな調度品が置かれ、とても洗練された空間になっています。

梅原菓子店は長年、子どもたちの憩いの場としてにぎわうも、惜しまれつつ閉店。しかし、この歴史ある建物を残したい、今後もいかしたいという想いのもと、よみがえりました。今は、展示やイベントなどを開催する場所として活用されています(一般公開は金・土・日曜と祝日の10~17時)。

地域に関する資料や書籍が並び、自由に読むことができます。このすばらしい縁から、川越を何度か訪れていますが、まだまだ知らないことばかり! 

私は、薩摩琵琶という日本が世界に誇る文芸を、後世に伝えていく!という使命を抱いていますが、こちらの建物がよみがえった経緯を伺い、同じようなエネルギーを感じました。そんな厚かましい熱意を快く受け入れて頂き、演奏会会場として貸して頂けることになりました。

琵琶は、ある物語を語る文芸。つまり、琵琶を通して日本の歴史や文化を知ることができるのです。そのことが演奏会で伝わるといいなと思い、内容をあれこれ練っています。追ってブログで告知していきます!

建物は木造2階建て。川越の歴史的な建物には、見られない珍しい形式とのこと。和紙を使った照明など、細部にこだわり、建物の雰囲気をそこねないよう気配りされています。

  
この建物の復活に尽力されたのは、川越の総鎮守である氷川神社宮司さん。「旭舎」という名前は、明治時代の山田衛居(もりい)宮司の別号から取ったそうです。地域の方々への交流の場となるように、もっと川越の知られざる魅力を発見できるように、という思いが込められています。

旭舎文庫は一番街から北へ、「札の辻」をさらに北へと進んだ角にあります。建物の前を右に曲がると、川越氷川神社に至ります。

趣ある建物が建ち並ぶ川越は、江戸の情を残していることから「小江戸」とも呼ばれています。休日には、通りが歩く観光客であふれかえるほど人気の街です。ぜひ10月の演奏会では、この風情たっぷりな街の散策も一緒にお楽しみください!

川越のシンボル的存在「時の鐘」。今も6・12・15・18時に鐘の音が街に響き渡ります。

次回のブログは、「8月26日、古民家ヨガvol.2開催! 夏のデトックス」です。(8月27日更新予定)