こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。
前回、「市谷の杜 本と活字館」で和紙への箔押しワークショップをレポートしましたが、今回のブログでは、企画展のほうを紹介したいと思います。
日本を代表するイラストレーターでグラフィックデザイナー、宇野亞喜良さんの「印刷実験」の数々を紹介する展覧会です。
箔押しや透明ホログラムを使った印刷、新聞紙へのシルクスクリーン印刷、エンボス加工……、22もの印刷技術を前/後期に分けて展示。それはもう、煌びやかな印刷「表現」とでもいった豪華さ、素晴らしさ。
印刷業界の末端にいるものとして(普段は普通の安価な印刷にしか携われない者)にとって、うらやましい限りの贅沢さ! しかも、初校から再校までの刷り見本とその赤字、校了までといった過程を見せてくれるので、それも非常に興味深い!
「風神」
「西鶴」
「蛇の衣」
「後の月」
「三日月夜」
「桃源郷」
校正紙への赤字も、とっても勉強になりました!
前期は6月25日まで。後期は6月28日~10月29日。後期も楽しみです。
何が素晴らしいって、無料なんです。企画展も常設展示も☆彡
常設展示もおすすめ。こちらのクイズ「最適な本を作ってみよう」は、なかなかユニークです。
次回のブログは、「中国琵琶とのコラボ演奏会で、それぞれの魅力を再発見」です。(5月27日更新予定)