琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

私編集史上ナンバー1の売れ筋❗『東京のちいさな美術館めぐり』、改訂新版10/6発売!

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

私編集史上ナンバー1の売れ筋❗『東京のちいさな美術館めぐり』(GB刊)
8年の歳月を経て、改定新版が10月6日、発売されます。

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2015年に刊行された際、「東京にはまだまだ、あなたの知らない美術館がたくさん」と題して、文字通り、小規模の美術館、博物館、ギャラリーなどを100館以上紹介しました。

私も好きでよく行くところから、知らなかったところまで、実際に取材・撮影をして、楽しい本づくりを経験しました。今、もう一度、この本をつくるとなると・・・できるかなあ。とつくづく思うほど、こだわった充実の一冊です。

刊行後、美術館からも、「この本📕を見て来たという方が多いです」と嬉しいコメント頂き、本当に長らく愛しもらったという実感を得た本でもあります。

大好評のため、このたび改訂版発売が決定。ありがたいことに、再び編集に携わらせてもらいました。
残念ながら、閉館してしまったところもありましたが、新しくオープンしたところもたくさんあり、パワーアップして131館を掲載。

いくつか紹介したいと思います。

改めて撮影に伺った表紙の、深沢小さな美術館。彫刻家・友永詔三さんの美術館です。秋川渓谷などで有名な東京都あきる野市にあります。

この外観の「ここはどこ?」とワクワクする感じ。友永さんが生涯をかけて「作り続けている」建物なのです。8年前も今も、いまだに「進化中」!

JR武蔵五日市駅から美術館までの道中、ZiZiという友永さん作の妖精が案内してくれます。

8年前より増えている!&ピカピカの新人さんも続々!という感じ。

友永さんは、NHKの人形劇シリーズ『プリンプリン物語』のパペット制作者。総500体ものパペットが登場するとのことですが、その実物を見ることができます。

カフェもあります。イスやテーブル、すべて友永さんお手製。丸みを帯びた窓(窓も友永さん制作!)から、自然の風景を眺めながら「ここは東京か!?」と、のんびり。


今回新規取材をした、永井潔アトリエ館もおすすめ。こちらは画家・永井潔さんの元住居・アトリエ。練馬にあります。

期間ごとにテーマを設けて、彼の作品を展示しています。作家の住んでいた家で作品を観ると、美術館で観るのとはまた違う感動を味わえます。

深沢小さな美術館もそうですが、運がよければ、作家ゆかりの方に会えるかも! それも、ちいさな美術館のよいところです。

こちらにもカフェスペースがあります。あずき入り玄米ごはんの定食(写真:おかず豪華!!)、自家製パンのトースト(香ばしい香りで幸せ~♪)など、これを目的に訪れてもいいほど、おいしい! 

なんと日本茶の飲み比べまでできるんです。

関連書籍を読むことができるので、ついつい長居してしまいます。


もう一つ、新規取材のヨックモックミュージアム。青山にあります。その名の通り、洋菓子店ヨックモックの私設美術館です。

yokumokumuseum.comピカソのセラミック作品をメインに紹介。地階と2階の展示室空間はがらりと雰囲気が変わるので、それが見どころの一つです。

カフェでは、お茶しながら、オリジナルコースターを作れるという、ユニークなメニューも。すてきなアートを鑑賞した後の、あの、「なんだか絵を描きたくなった!」という衝動をすぐ形にすることができるんです。カフェエリアにもアートが展示されていて、青山の穴場的カフェです。

改訂版とはいえ、個性豊かなラインナップ。改めてどこの美術館も素晴らしい! 素晴らしいところだけを選りすぐって掲載しています。
気になる館内の写真は本の中で! ぜひお手に取ってみてください。

次回のブログは、「朗読と琵琶の競演再び! 『第2回 琵琶×朗読で味わう日本の名文学』開催!」です。(10月7日更新予定)