琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

重版出来『改訂新版 東京のちいさな美術館めぐり』掲載館の永井潔アトリエ館をご紹介

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

10月6日に発売した『改訂新版 東京のちいさな美術館めぐり』(GB刊)、ありがたいことに、早くも重版しました!

8年前に出版した『東京のちいさな美術館めぐり』が大好評であったため、新しくオープンしたミュージアムを加えて、改訂版を出すことになったのですが、今回もまた編集として携わることができました。

新しく取材したミュージアムの中から、永井潔アトリエ館さんを紹介したいと思います。

こちらは、リアリズムを追求した画家・永井潔さん(1916~2008)の、練馬区にある元住まい・アトリエを改造して、永井さんの作品を展示するスペースとして公開しています。作家の元住まい・アトリエで作品を観るのは、美術館で観るのとは違って、味わい深くて好きです。

2017年に、永井潔さんの長女で、劇作家・演出家・二兎社主宰の永井愛さんが開館しました。

中2階の元アトリエが展示スペース。天井が高く日が降り注ぐ明るいアトリエ。

この時は「第10回企画展 水辺の記憶水面に画家は何を見たか?」を開催中。水辺を描いた作品34点を見ることができます。

入り口の玄関には、大作『燃える心臓』が展示されています。

ゴーリキーの短編に構想を得た後期の作品で、下から上からとアングルを変えて見ることができて、興味深いです。

永井さん愛用のパレットや帽子、イーゼルなども展示されています。私はこういう作家の私物を見るの好きです。人となりがぐんと身近に感じます。

1階の「絵のあるカフェ(et café)」では、また違う企画展を開催中。永井さんが挿絵を手がけた『飛ぶ教室』(ケストナー作)の原画を展示していました。

こちらで、このように本を紹介してくれているんです! ちなみに、元アトリエのスペースでは販売して頂いています。

このカフェスペースでは、永井さん親子の関連書籍がずらりと並んでいて、本を読みながら食事したりお茶したり。くつろぐことができるんです。

「あずき入り玄米ごはんのおかずいろいろ定食」「あずき入り玄米ごはんの一汁一菜」「自家製パンのプレート」など、体にやさしそうなメニューばかり!

先日、「あずき入り玄米ごはんのおかずいろいろ定食」は頂いたので、この日は自家製パンのピザトーストをオーダー。具沢山みそ汁とのセットで、お腹いっぱいです♪

こちらで私がお勧めしたいのが、日本茶。なんと、2種類のお茶の飲み比べができるんです! 

差し湯もOKなので、日に当たりポカポカしながら、ついつい長居してしまいます。

●永井潔アトリエ館
開館は毎週土曜日の11時~17時(最終入館16時30分まで)
2・8月・年末年始は休館なので、ご注意を
入館料:300円
https://www.nagaikiyoshi-atelier.com/

「第10回企画展 水辺の記憶水面に画家は何を見たか?」2024年7月27日まで開催中

次回のブログは、「朝ヨガはメリットだらけ!」です。(12月2日更新予定)