琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

瞑想は気軽にいつでもできる!? 日常×瞑想のすすめ

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

あぐら姿勢でまぶたを閉じて意識を集中する瞑想。
脳を休める、集中力を上げる、ストレスを解消する、不安を減らす、心と体をリラックスさせる、といった様々なメリットがあるため、チャレンジする人も多いと思います。
私もヨガの延長線上で、はじめました。

私が実践しているのは、キャンドルの炎を見つめながら瞑想に入る瞑想と、呼吸に集中する瞑想です。

去年からキャンドルをよく灯すようになったのですが、キャンドルの炎をじっと見つめながら瞑想に入るのが好きです。

この雫型のキャンドル/お香立て。根津のギャラリーで見かけて、一目ぼれした錫器.。気に入ってます。

そして、川越で素敵な和ろうそくを見つけました。塩、麻炭、塗香を混ぜ込んだ、”清め”の和ろうそくです。

和ろうそくは芯が大きくて、バチバチ音が優しく好きです。瞑想にぴったり。

呼吸に集中する瞑想の時は、「ウジャイ呼吸」という自分の喉の奥を震わせて鳴らす呼吸法を使って行います。
この、自分の喉の奥を鳴らすシューッという音が、気持ちを静めて集中力を高めてくれるのです。

「このような瞑想はちょっと意識が高そう」と思えるかもしれません。でも実は、日常の行為でも瞑想を行うことができるのです。例えば「歩行瞑想」と「食事瞑想」。

歩行瞑想は「歩く」行為に意識を集中してみる瞑想。

「右脚が着地する時、左脚がすでに動こうとしている」
「手も一緒に動いている」
「歩くって足だけじゃなくてお腹も動いているんだな」
「かかとから足の裏を地面につけているクセがあるんだな」
などと、自分の体のことをいろいろ気づかせてくれました。

「食事瞑想」は食べたものの変化に意識を向ける瞑想です。
食べたものを咀嚼する中で、口の中で食べ物がどのように変化するか観察します。最初に口に入れた時の食感や味が、少しずつ変わっていく様子(これが意外と面白いんです!)。飲み込んだものが体の中を通過していく感じ(とくに温かいものを食べた時は分かりやすい!)。ここに意識を働かせます。

白米を食べて瞑想した時、白米は甘いってことに気づかされました。

このほかにも、料理しながら五感を澄ます「料理瞑想」、洗濯物をたたみながら衣服の肌触りなどに意識を研ぎ澄ませる「洗濯瞑想」など…日常の中には、気軽に瞑想を実践できる物事であふれているんです!

かつて私のヨガの先生が「ヨガマットの外で、いかにヨガの精神を実践するかが大切」と教えてくれました。
ヨガマットの上でヨガしている時間だけヨガマインドになって、ヨガが終わった途端、セカセカしたりイライラしたり……。

それは、ヨガを実践できていないということ。「歩行瞑想」と「食事瞑想」をやる時、この先生の言葉を思い出します。

次回のブログは、「谷中のおすすめカフェ 本格中国茶を味わえる閒茶を紹介」です。(1月20日更新予定)