琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

4月20日、千葉県松戸市で琵琶演奏会「古民家で聴く薩摩琵琶」を開催します!

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。
この春は、千葉県で琵琶演奏会、開催します!
4月20日(土)13時開演「古民家で聴く薩摩琵琶

今回のブログでは、会場の旧齋藤邸を紹介します。

JR武蔵野線北総線の東松戸から徒歩13分くらい、閑静な住宅街にある昔ながらの民家です。

旧齋藤邸は今から100年以上も前、明治34(1901)年に建てられました。

母屋は立派な茅葺屋根。この地区の典型的な農家の建築様式を踏襲しつつ、随所に近代和風建築の要素が加わっています。

建築当時は農業を営む家の住宅で、後に大学教授・齋藤雄三氏の住宅へ。そして、松戸市へ寄付され、2017年、国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。

土間の上の天井も要チェック。直材の梁(はり)を井桁(いげた)に組み、天井を張っているそうです。大黒柱が力強い!

板の間の様子。ちょっとモダンな感じがかわいらしい。

座敷は広々とした畳で寛げる雰囲気。今回の演奏会では、客席は椅子の予定です。

家具ひとつひとつや、細かい細工など、いろいろ見ごたえのある古民家。

座敷から土間を見るとこんな感じです。

広大な庭園には、竹林や梅(樹齢100年以上だとか!)、水仙キンモクセイ、松など四季折々の植物であふれています。

下見に行ったときは雨が降る11月下旬。あまり花は咲いていなかったので、4月演奏会の時、どのような風景が広がるか、楽しみです。

2月は梅が開花し、3月中旬から4月にかけて、花桃やコブシが咲くそう。とくに、花桃は藁葺き屋根の主屋前にあるので、古民家にきっと似合うハズ!

裏庭の竹を使った竹紙づくり体験も、敷地内の工房で行われています(要予約)。竹紙、とっても珍しいです。

今回も、琵琶演奏にぴったりな雰囲気の会場をお借りすることができました。近代初頭の地域の景観を今に伝える貴重な建物とのこと。琵琶の演奏と一緒に、ぜひ歴史的な建物の魅力も味わっていただければ、と思います。

●旧齋藤邸
公開日:火~土曜日
公開時間:10~12時、13~16時まで(最終入場は15時30分)
住所:松戸市紙敷588番地

www.city.matsudo.chiba.jp


次回のブログは、「4月20日 琵琶演奏会「古民家で聴く薩摩琵琶」の目玉! 二人で語る ”掛け合い川中島” の魅力を紹介」です。(3月16日更新予定)