琵琶とヨガがくれたShantiな毎日

Shanti シャーンティとはインドの古い言葉で、平和、安らぎのこと。編集者として働く私が、こよなく愛する琵琶とヨガの魅力を綴ります。

ヨガでものの見方が変わった

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、
ヨガインストラクターのゆうこです。
普段は書籍の編集者として働いています。

ヨガを学ぶと「ヨガ哲学」というものに出会います。宗教とはまたちょっと違います。
ヨガ哲学の目指すところは、本当の自分と向き合うこと、本当の自分を知ること。
そのためにポーズをとったり、呼吸を深めたり、瞑想を行ったりするのです。

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ヨガ哲学の中に「八支則」というものがあり、本当の自分にたどりつくためにやるとよい8つのことが示されています。例えば「ヤマ(日常生活で慎むべき5つの心得)」、「ニヤマ(日常生活で勧められる5つの心得)」などです。

インストラクターになるための講座で、「ヤマ」「ニヤマ」のどれかを5日間実践するという宿題が出ました。私はニヤマのうちの「苦行」を選びました。
ヨガ哲学の「苦行」とは、苦しさに耐えられる力を持つこと。困難に対し知恵を持って解決する勇気を持つことを意味します。

今、そのときの宿題ノートを振り返ってみると
「月曜の苦行。満員の通勤電車。たくさんの人がせかせか歩いているのがイヤ。でも、この見知らぬ人たちの仕事が、私の生活の何かを支えているのかもしれない。そう思うと、人混みも仕方ない。通勤電車が少しラクになった」と書いてありました。

そして、最後のまとめには、「明日はどんな困難に出会うのだろう。どうやって前向きにとらえ直そうと、ちょっと楽しみになった。自分にとって何が苦?と考えると、自分の奥のほうをのぞいた気になれた」とありました。

わたしはここで、「物事を前向きにとらえる」が分かるようになりました。
苦行とは「苦しい行」ではなく、「苦を取り除く行」。
そう気付くと、自分の中の澱が少し澄んだようでした。

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ほかにも「気付き」を与えてくれたヨガ哲学はたくさんあります。また追って紹介します。

次のブログは、「琵琶の名曲紹介① 白虎隊」です。
(2021年11月27日更新予定)